養老保険

養老保険とは、保険期間中に死亡・高度障害になったときは死亡・高度障害保険金が、満期まで生存したときには満期保険金が受け取れる保険です。いちばんの特徴は「死亡・高度障害保障額=満期保険金額」であるということ。生死にかかわらず同額の保険金を受け取れるというのが、定期保険や終身保険と大きく異なるポイントです。

そのほかにも養老保険にはいろいろな特徴があります。以下で詳しく見ていきましょう。

●契約期間の途中で解約したとしても、解約返戻金を受け取ることができます。満期が近付くほど解約返戻率は高くなりますが、言い換えれば満期までの期間が長ければ長いほど、支払った保険料よりも少ない解約返戻金、いわゆる元本割れしてしまうので注意が必要です。

●死亡保険金額と保険料払い込み期間の条件が同じなら、保険料は定期保険よりは高く、終身保険よりは安くなります。

その理由は、定期保険は満期保険金がないので掛け捨てで保険料が抑えられているのに対し、養老保険は満期保険金があり掛け捨てではないから。

一方、終身保険は保障が一生涯続くのに対し、養老保険は保険期間をあらかじめ設定するからです。

●養老保険は保険料の大部分が積み立てられているので、貯蓄性の高い保険ともいえます。とくに保険料を契約当初に一括で払い込んでしまう「一時払い養老保険」は金融商品としての性格も併せ持っています。しかし低金利状態が続いている現在、以前ほどの貯蓄性は薄れてきました。が、なかには予定利率を引き上げ始めた会社も出てくるなど、貯蓄を目的として保険を検討の際はチェックしてみる価値ありの保険です。

このように養老保険は「保険で貯蓄をしよう」と思っている人に向いている保険です。もし、貯蓄を目的として銀行にお金を預け入れているなら、一度養老保険も検討してはいかがでしょう。養老保険はお金を貯めながら死亡保障が得られるといった、銀行預金にはない大きなメリットがあるからです。

仮に10年後に500万円の満期金が得られる養老保険に加入したとしましょう。そして不幸にも契約直後に亡くなられたとします。となると払い込んだ額は数万円だったかもしれませんが、死亡保障として遺族には500万円が支払われることになります。もし銀行に預けていたら、口座に払い込んだ数万円が残っているにすぎないのに……。

無事に満期を迎えたときには満期保険金が受け取れるので、死亡保障を抑えつつ、老後の備えなど計画的な資産作りに役立てることができます。